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歯科コラム

マウスピース矯正のデメリットは?メリットやワイヤー矯正との違いも解説

矯正歯科

マウスピース矯正は矯正器具が目立ちにくく、人気のある治療法です。

しかし、自己管理の重要さや噛み合わせの変化、子どもへの適応の限界など、知っておきたいデメリットも存在します。

この記事では、具体的な注意点や治療の選び方までわかりやすく解説。

信頼できる医師の選び方やワイヤー矯正との併用の可能性についても紹介します。矯正治療のベストな選択に役立ててください。

 マウスピース矯正にデメリットはある?懸念点を解説

1. マウスピース矯正にデメリットはある?懸念点を解説

マウスピース矯正は、見た目が目立たず快適に治療できるメリットがあります。しかし、以下のようにいくつかのデメリットも伴います。今回はその懸念点をわかりやすく解説していきます。

  • 長い装着時間が必要になる
  • マウスピースの手入れが求められる
  • マウスピースをなくすリスクがある
  • 矯正ができない症状もある
  • 健康な歯を削る場合がある
  • 装着や手入れの自己管理が必要になる

長い装着時間が必要になる

マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が推奨され、食事や歯磨きを除いてほぼ装着し続ける必要があります。装着時間が足りないと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びてしまうのです。

また、マウスピースを外して過ごす時間が長いと、歯が元に戻ろうとする「後戻り」が起こるリスクもあります。矯正を成功させるには、装置の装着を忘れずルーティン化することが大切です。

マウスピースの手入れが求められる

マウスピースは毎日長時間装着するため、唾液や食べかすで汚れやすくなりがちです。放置すると虫歯や歯周病のリスクが増え、口臭や歯の黄ばみの原因にもなります。

口内環境悪化のリスクを避けるためにも、定期的な洗浄が欠かせません。自分でケアがうまくできるかどうかも、治療を成功に導く重要なポイントです。

マウスピースをなくすリスクがある

マウスピースは取り外し可能だからこそ、紛失したり破損したりするリスクがあります。特に外出先では置き忘れや紛失が発生し、再作成に追加費用がかかるケースが珍しくありません。

紛失や破損を防ぐために、マウスピースの取り扱いには細心の注意が必要です。扱い慣れていないと不便さを感じることもあるので、この点はしっかり理解しておくべきです。

矯正ができない症状もある

マウスピース矯正は、症例の適応範囲に限りがあります。たとえば、以下のような状態では実施できないかもしれません。

  • デコボコの歯並びが重度
  • 骨格性の顎変形症
  • 歯の移動量が大きいケース
  • 歯が顎骨内に埋まっている

マウスピース矯正のやり直しを避けるためには、最初の診断時に精密検査と適応判断が不可欠です。治療前には経験豊富な専門医に相談することが何より安心です。

健康な歯を削る場合がある

矯正においてスペースが足りないときは、健康な歯の表面を薄く削るケースがあります。削るのは0.25mm程度が一般的で、歯の形や強度が大きく変わることはありません。

しかし、健康な歯を削ることに抵抗を感じる方もいるでしょう。事前に詳細な説明を聞き、納得して進める必要があります。

また、削ることへの不安が大きい人はセカンドオピニオンを取り、複数クリニックで検討するのもおすすめです。費用面だけではなくリスクやデメリットも幅広く理解して、治療に進みましょう。

クリア歯科でも無料のカウンセリングを行っているので、ぜひご相談ください。

装着や手入れの自己管理が必要になる

マウスピース矯正は、自己管理の難しさが大きなデメリットと言えます。装置は自由に取り外せるメリットがある反面、手入れや紛失防止などの自己管理が必須です。

例えば、装着不足で歯が元に戻ってしまうケースがあります。また、手入れが甘くて虫歯や歯周病になるケースも少なくありません。

自己管理が苦手な性格だったり、ライフスタイル上装着時間を確保できない人は慎重になった方が良いでしょう。マウスピース矯正の成功には、自身の意欲や管理する覚悟が不可欠です。

子どもにおけるマウスピース矯正のデメリットと注意点

2. 子どもにおけるマウスピース矯正のデメリットと注意点

子どものマウスピース矯正は、適切な発育段階でなければ治療効果が出にくい傾向にあります。保護者のサポートが不可欠なことが大きなポイントです。

子どもの発達段階で実施できるかが変わる

子どもの顎や歯は成長過程にあり、発育が不十分な時期はマウスピースの効果が限定的になる場合があります。特に、幼い子どもは乳歯が多く噛み合わせも安定しないため、装置を合わせるのが難しい状態です。

そのため、子どものマウスピース矯正は開始時期や治療時期の見極めが重要です。また、成長期は歯が自然に動く変化もあるため、計画を柔軟に見直す必要があります。

子どもの矯正は治療期間や効果にバラつきが出やすいのが現状です。専門の小児矯正医と相談しながら慎重な判断が求められます。

マウスピース矯正が向かない場合がある

嚙み合わせや骨格的に問題がある場合、マウスピース矯正のみでは対応が難しい場合があります。その場合、外科的な治療やワイヤー矯正との併用が効果的です。

さらに、子どもは装置の装着期間を守れないことが多く、計画通りに進めるのが困難になるケースもあります。マウスピース矯正が最適なのか、事前に調べることが大切です。

保護者のサポートが欠かせない

子どものマウスピース矯正は、保護者の積極的な関与が必要です。毎日の声かけや取り外しの管理、洗浄のサポートなどが求められます。

また、矯正医とのアポイントや指導、管理も保護者が主導して進めなければなりません。子どものマウスピース矯正を始める前には、保護者を含めた周囲のサポート体制を整えることが重要です。

マウスピース矯正が向かない人の特徴

3. マウスピース矯正が向かない人の特徴

マウスピース矯正自体が向かない人もいることを知っておきましょう。以下のような場合は別の矯正が合う場合もあるので、チェックしてみてください。

  • 短期間で矯正を終えたい人
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖がある人
  • タバコを吸う人

短期間で矯正を終えたい人

マウスピース矯正は少しずつ歯を動かすため、治療完了までには数ヶ月から数年かかります。装着を怠ると後戻りが生じ、余計に期間が延びてしまう点は注意が必要です。

短期間で治療を希望する場合、結果を早めに出しやすいワイヤー矯正や一部矯正が適することがあります。速やかな結果を求めたい方はカウンセリング時にじっくり医師と話しましょう。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人

強い歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、マウスピース矯正が不向きな場合が多いです。強い力がマウスピースに伝わると破損のリスクが高まり、矯正の進行が妨げられます。

また、歯の傷みや器具の破損で治療計画の見直しや費用負担が発生する可能性もあります。治療相談時に「歯ぎしりあり」と伝えることが失敗防止になるでしょう。

タバコを吸う人

喫煙は歯茎の血流悪化や歯周病リスクを高め、矯正の効果を低下させる要因になると指摘されています。マウスピース矯正でも影響を受ける可能性があるので気を付けましょう。

また、ニコチンは組織の修復力も弱め、トラブル発生時の治癒が遅れることもあります。治療効果を最大限発揮するためにも、治療期間中だけでも禁煙を検討したいところです。

 マウスピース矯正のメリット

4. マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正にはデメリットだけではなく、当然メリットもあります。以下のようなメリットを知ることで、治療に対する納得感が増すでしょう。

  • ワイヤーよりも少ない痛みで矯正できる
  • 矯正器具が目立ちにくい
  • アレルギー反応が起きにくい

ワイヤーよりも少ない痛みで矯正できる

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも少ない痛みで行える傾向にあります。装置が歯を直接締め付けるワイヤーと違い、比較的柔らかい素材を使用しているためです。

装着時の違和感もワイヤー矯正に比べてマイルドであり、装置の着脱も比較的簡単です。治療中のストレスを軽減し、日常生活に支障が少ない点は大きな魅力といえます。

矯正器具が目立ちにくい

マウスピースは透明で薄いプラスチック製のため、外から見ても気づかれにくい矯正方法です。仕事や学校など、対人関係でも矯正治療が周囲に知られずに済みます。そのため、営業職や接客業、学生など、人と話す機会が多い方に人気です。

ワイヤー矯正は装置が目立ってしまい、見た目の影響で治療を諦めてしまう人もいます。透明かつ取り外しが自由な点でマウスピースは優れており、気兼ねなく矯正できるでしょう。

アレルギー反応が起きにくい

マウスピースはプラスチック製を使うため、金属アレルギーを起こしにくいメリットがあります。金属を使う器具のせいで、矯正ができないと考えている人も安心できるでしょう。

また、金属からくる口内の刺激や違和感も少なく快適性に優れているのもメリットです。敏感肌の方や口内トラブルを避けたい人にも適しています。

マウスピース矯正とワイヤー矯正のメリット・デメリットを比較

5. マウスピース矯正とワイヤー矯正のメリット・デメリットを比較

矯正治療の選択肢として、ワイヤー矯正も挙げられます。ワイヤー矯正の特徴やマウスピース矯正との比較を解説するので参考にしてください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは、金属ワイヤーの弾力で少しずつ歯を動かして矯正する方法です。歯の表面に小さなブラケット(金具)を装着し、そのブラケットにワイヤーを通して行います。

治療期間は症状により異なり、部分矯正の場合は数か月から1年程度。全体矯正の場合は1年から3年程度になります。装置は固定式で、食事や歯磨き中も取り外せません。

ワイヤー矯正は全世界でも普及している方法です。アメリカや欧米では長きにわたり、矯正治療のスタンダードとされてきました。

ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正は広範囲な症例に対応できる点です。手術を伴う顎のズレ、重度の歯並びの矯正なども治療可能です。

一方で装置が目立ちやすく、違和感や施術後の痛みを感じやすいのがデメリットです。また、装置が固定されているため食事や歯磨きにも注意しなければなりません。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較

マウスピースは見た目の目立ちにくさや取り外しの容易さで快適な治療が期待できます。一方で、適応できる症例が限定的な点や、管理が大変な点はデメリットです。

ワイヤー矯正は、高い矯正力と幅広い症例に対応できる点が強みになります。しかし、装着時の痛みや見た目の問題、清掃の煩雑さがネックになるでしょう。

マウスピース矯正 ワイヤー矯正
メリット ・比較的痛みが少ない

・透明で目立ちにくい

・取り外しができる

・アレルギーのリスクが少ない

・対応できる症例が多い

・比較的、矯正期間が短い

デメリット ・自己管理が必要になる

・手入れの手間がかかる

・装着時間が長い

・対応できない症例がある

・歯磨きや食事がしづらい

・痛みが出やすい

・ワイヤーが目立つ

・取り外しできない

どちらもメリットデメリットはあるので、自分の症状やライフスタイルなどから、総合的に検討することが大切です。医師とも十分相談し、最良の治療を選びましょう。

まとめ:マウスピース矯正のデメリットを理解して納得の治療を選ぼう

6. まとめマウスピース矯正のデメリットを理解して納得の治療を選ぼう

マウスピース矯正は、目立たなかったり痛みも少なかったりなどの魅力的なメリットがあります。その一方で、1日20時間以上の装着手入れなど自己管理が求められるため、守れないと治療効果が大幅に低下します。

また、適応症例に制限がある点も注意したいところです。重度の歯並びや骨格異常には、ワイヤー矯正との併用や他の方法が必要になるケースも珍しくありません。特に、子どもの場合は発育段階に応じて利用できるか変わるでしょう。

メリットデメリットの両方を理解したうえで、自分に本当に合った治療法を見つけることが大事です。専門の歯科医に相談し、納得感と安心感を持って理想の歯並びを目指しましょう。

クリア歯科では、マウスピース矯正をはじめとする矯正への無料カウンセリングを実施しています。矯正の開始を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者
水上歯科クリニック
院長 水上哲也
略歴
1985年 九州大学歯学部卒業
1987年 九州大学第1補綴学教室文部教官助手
1989年 西原デンタルクリニック勤務
1992年 福岡県福津市(旧宗像郡)にて開業
2005年 久留米大学医学部にて学位取得(医学博士号)
2007年 九州大学歯学部臨床教授
2011年 鹿児島大学歯学部非常勤講師
所属学会・認定医
日本臨床歯周病学会 認定医
日本歯周病学会 指導医・専門医
日本顎咬合学会 指導医
近未来オステオインプラント学会 指導医
日本審美歯科協会 会員
日本口腔インプラント学会 会員
日本補綴歯科学会 会員
米国歯周病学会(AAP)会員
米国インプラント学会(AO)会員
京セラメディカルインストラクター
Japan United Colleagues(JUC) 名誉会長 OJ相談役

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