歯科コラム

出っ歯だと口呼吸になる!?その悪影響とは?

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歯並びが気になる・・・そんなあなたは口呼吸をしていませんか?

口呼吸の何がいけないの?そう思うかもしれませんが口呼吸は人体にさまざまな悪影響を引き起こすのです。

口呼吸しているかも?と思ったら、その原因と悪影響を知り、口呼吸を防ぐようにしましょう。

 

歯並びが引き起こす口呼吸

口呼吸の原因にはさまざまありますが、その中でも悩んでいる方が多いのが歯並びです。

歯並びがガタガタ、出っ歯、前歯が噛み合わない・・・。

なぜ歯並びが悪いと口呼吸になるのでしょうか?

例えば、出っ歯のためにいつも口が空いていて歯が見えている状態の人を見かけたことがないでしょうか。

歯が口唇から出てしまうと口は閉められなくなり、気づかぬうちに口呼吸となります。

また、歯がガタガタだと上の歯と下の歯がしっかり噛み合わず隙間が空いてしまいます。

これにより自然と口が開いてしまい口呼吸となってしまうのです。

歯並びが口呼吸の原因になる、考えればすぐに理解できることですが、普段は歯並びにばかり気が向いてしまうので口呼吸のことを忘れてしまいがちです。

 

口呼吸による悪影響

では、口呼吸にはどんな悪影響があるのでしょうか?

・体内に吸い込む細菌の量が増える

鼻呼吸は鼻毛や鼻の中のフィルターを通してから空気を吸うので、体内に入る細菌の量が減ります。

しかし口呼吸は口から直接細菌やウィルスを吸い込んでしまうので、アレルギーになったり、風邪を引きやすくなります。

また、この吸い込んだ細菌はニキビの原因になるとも言われています。

・唾液が減る

いつも口を開けていると口の中が乾燥し唾液が減ります。唾液には殺菌作用があるので減ってしまうと口の中に細菌が増え口内環境が悪化し、虫歯、歯周病、歯の色素沈着、口臭を引き起こします。

・口周りの筋肉がたるむ

口呼吸をしていると鼻や口周りの筋肉が弱り、いつもポカンと口が空いた締りのない表情になってしまいます。

・歯並びが悪くなる

口が開いたままだと下顎が下がり、これにより舌の位置も下がります。

本来舌は上顎にくっついて上顎を上に押し上げていますが、舌が下がると上顎を押し上げられず上顎のアーチの幅が狭くなり歯並びに大きく影響します。

口が開いたままだと前歯はどんどん前に出てますます出っ歯になったり歯並びが悪くなります。

 

口呼吸をしないためには?

口呼吸による悪影響は女性にとって嫌なものばかりです。

口呼吸をやめて鼻呼吸をするように対策をしていきましょう。

・口周りの筋肉を鍛える

口の開け締めを繰り返し口周りの筋肉を強化することでいつも口を閉じられるようにしていきます。

・歯の矯正をする

出っ歯や開咬のままだと口を閉じることができません。

歯を矯正して歯並びを整えましょう。

見た目が気になる方にはマウスピース矯正や裏側矯正などの目立たない矯正方法がお勧めです。

・鼻呼吸テープを使う

寝るときに唇に貼って口を開かなくするためのテープです。

寝ている時間に口を閉じるトレーニングができます。

・気がついたら口を閉じる

口が空いている、と気づいたらすぐに口を閉じて鼻で呼吸する癖をつけましょう。

最初は辛くてもトレーニングしていくことで徐々に鼻呼吸ができるようになります。

口呼吸はさまざまなトラブルの元となります。

早めの対策で鼻呼吸ができるようにしていきましょう。

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