お子様が歯医者を嫌いにならないための6つのポイント!
矯正歯科
あなたのお子様は歯科に行く途中に騒いだり、歯の治療中に泣き出したりなど歯科に対して苦手なイメージを持っていませんか?
今回は、お子様が歯医者を嫌いにならないための「ご両親ができる」6つのポイントを紹介します。
普段からお口の中を覗いてあげる
お子様は、口の中を触られることを嫌がる傾向があります。
日頃からお父さんやお母さんがお口の中を覗いてあげたり、優しく仕上げ磨きをしてあげたりすると良いでしょう。
そうすることで、口の中を触れられたりすることに慣れると言われております。
ご両親がリラックスしましょう
お子様は常に両親の姿を観察していると言われています。
お父さんやお母さんの心配や緊張感を敏感に感じ取ることもあるでしょう。
歯科に行く前から家に帰るまでご両親がリラックスした状態を示すことで、緊張が和らぐこともあるかもしれません。
事前に伝えてあげる
お子様が行きたがらないことを心配して、何の説明もせず突然歯医者に連れていくことは控えたほうが良いでしょう。
心の準備が出来ていない場合は身構えてしまい、必要以上に歯科を怖がるようになってしまうケースも見られます。
お子様の機嫌が良い時間帯を狙う
3歳ぐらいまでのお子様の場合、お昼寝の時間帯を避けて午前中に歯科へ連れていくと良いでしょう。
また空腹時はなるべく避けるといった配慮が必要かもしれません。
お子様の日ごろの生活リズムを考慮した上で予約を入れて頂くことが大切でしょう。
治療後は誉めてあげる
治療が終わった後など、すぐにお子様を誉めてあげることも
大切だと言われております。
「すごいね」「お母さんびっくりしちゃったよ」など、自意識に訴える言葉をかけてあげると良いでしょう。
不安を煽る可能性のある5つのNGワード
お子様にとって、ご両親の言葉はとても大事なことだと受け取ることもあると言われております。
今から紹介する5つの言葉も可能な限り避けてあげると良いかもしれません。
●「何もしないから」/「診てもらうだけだから」
お子様にとっては、「何もしない」と言われたのにベッドに寝かされて口の中を覗かれたと捉える可能性があります。
その結果、「また違うこともされるかもしれない」と思われて「行きたくない」と思うケースもあります。
●「痛くないよ」
勘の鋭いお子様は「痛くないよ」という言葉について「本当は痛いことをされるから、そんなことを言ってくるんだ」と自分なりに解釈する場合があります。
その結果、歯科を嫌うことに繋がるかもしれません。
●「すぐに終わるから」
「すぐに終わる」と言われたところで、お子様にとっての「すぐ」は1分かもしれませんし、数秒かもしれません。
実際には10分も我慢しなければならなかったとなれば、不安な状態になってしまうことも考えられます。
●「歯磨きをちゃんとしないからだよ」
「歯磨きをちゃんとしないからだよ」という表現は避けたほうが良いでしょう。今まさに治療に臨もうとしているお子様の不安や恐怖を増長することに繋がってしまうかもしれません。
●「痛くなかった?」
「痛くない?」「痛くなかった?」という言葉は、お子様にとって「痛いでしょ?」と同じニュアンスで捉える可能性があります。
そういった言葉を聞いて、お子様が泣き出してしまうというケースも見られます。
以上、お子様が歯科を嫌いにならないためにご両親ができる工夫です。
お子様の将来を考えると、適切なケアを受けさせてあげたいというのが親心でしょう。
そのためにもぜひ参考にされてはいかがでしょうか?
1987年 九州大学第1補綴学教室文部教官助手
1989年 西原デンタルクリニック勤務
1992年 福岡県福津市(旧宗像郡)にて開業
2005年 久留米大学医学部にて学位取得(医学博士号)
2007年 九州大学歯学部臨床教授
2011年 鹿児島大学歯学部非常勤講師
日本歯周病学会 指導医・専門医
日本顎咬合学会 指導医
近未来オステオインプラント学会 指導医
日本審美歯科協会 会員
日本口腔インプラント学会 会員
日本補綴歯科学会 会員
米国歯周病学会(AAP)会員
米国インプラント学会(AO)会員
京セラメディカルインストラクター
Japan United Colleagues(JUC) 名誉会長 OJ相談役


