舌の位置が歯並びに与えてしまう影響
矯正歯科
舌は主に筋からできていて、舌自体の形を変えたり自由に動かしたりすることができます。
舌の筋は、口に入れた食べ物や飲み物を喉へ移動させる時、上顎を後方に押します。
また、人間は唾を飲み込む動作を無意識に、1日に約1500回ほど行っていますので、舌の筋は大きな働きをします。
さらに、声を出して話す時、発声のために舌は形を変えながら、
顎のいろいろな位置を押したりして大きく動きます。
このように、舌の動きや位置によって、顎や歯の位置が左右されたり、顎や歯の成長に大きな影響を与えます。
歯並びを良くするためには、舌の位置が大切なのです。
正しい舌の位置とは?
舌には正しい位置があります。
上顎の前歯の後ろにある、ぽこっとした膨らみの部分をスポットと言います。
このスポットに舌の先を付け、奥歯を軽く噛む程度にして唇を閉じた状態が正常な舌の位置です。
舌が上顎にくっ付いていると、舌の筋肉によって上顎が押されて広がり、上顎の形が舌の形と同じになります。
また、上顎の広がりと共に後から成長する下顎も広がるので、歯が正常に成長し歯並びが良くなります。
逆に、舌の位置が正しくないと顎や歯の成長を阻むため、歯並びが悪くなります。
舌の位置の悪さが歯並びに与える影響
舌がスポットではなく、いつも歯に押し付けているような舌癖があったり、舌の裏側にあるスジ状のひだ(舌小帯)が短く、舌を上に持ち上げることができなかったりすると、舌の位置が低くなります。
舌の位置が低くなると、いつも下の前歯を押してしまうため、上顎よりも下顎や下の前歯の方が成長して受け口になります。
また、押されない上顎の成長が阻まれ上顎が広げられないために、大きさの変わらない歯が狭くなった顎の中から飛び出し、出っ歯になりやすくなります。
さらに、狭くなった顎に並ぶことができない歯が出てくるため、歯並びがデコボコになります。
小さい子どもがする指しゃぶりも、舌が下がってしまうため、上下の前歯の間に隙間ができてしまいます。
できてしまった隙間が気になって、その隙間に舌を突っ込んでしまう癖にもつながります。
唇が開き口呼吸になっていると、舌は歯と歯の間にあったり、下の位置にあったりします。
歯と歯の間に舌があると奥歯が噛んでも前歯が噛むことができず、歯と歯が噛み合わないため、歯並びが悪くなります。
舌の位置を治すムーシールドの効果
舌を正しい位置に戻すには、低い位置にある舌を矯正的に持ち上げる「ムーシールド」を使用するという方法があります。
ムーシールドは舌と唇の力をコントロールし、唇や頬の筋を正常なバランスにします。
また、下の位置にある舌を上に上げて上顎の成長を促したり、低い位置にある舌が下の前歯を押して受け口になってしまうのを防いだりします。
さらに、歯と歯の間に舌があることによって生じる噛み合わせの悪さも改善されるため、正常な噛み合わせになり、歯並びが良くなります。
早期矯正治療としての働きがあるため、小さなお子さんに使用されることが多いです。
夜間寝ている時だけ装着することもでき、口の中にはめているほど効果が出ます。
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1987年 九州大学第1補綴学教室文部教官助手
1989年 西原デンタルクリニック勤務
1992年 福岡県福津市(旧宗像郡)にて開業
2005年 久留米大学医学部にて学位取得(医学博士号)
2007年 九州大学歯学部臨床教授
2011年 鹿児島大学歯学部非常勤講師
日本歯周病学会 指導医・専門医
日本顎咬合学会 指導医
近未来オステオインプラント学会 指導医
日本審美歯科協会 会員
日本口腔インプラント学会 会員
日本補綴歯科学会 会員
米国歯周病学会(AAP)会員
米国インプラント学会(AO)会員
京セラメディカルインストラクター
Japan United Colleagues(JUC) 名誉会長 OJ相談役


