どう違う?ブリッジとインプラントのメリット・デメリット
インプラント虫歯などで歯を抜歯した後、歯を元のように見せるための治療に「ブリッジ」と「インプラント」「入れ歯」の3つ治療法があります。
入れ歯については知ってても、このブリッジとインプラントの違いがいまいち分からない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ブリッジとインプラントの特徴を交えながら、それぞれが持つメリットとデメリットについてご紹介します。
歯を削りたくない方はインプラント
ブリッジの場合、被せる上で両側の2つの健康な歯を削らなければなりません。
状況によっては両側の40%以上削らなくてはならない場合もあります。
歯を削ってしまうと、そこから雑菌が入り、削った歯が虫歯となることも考えられます。
一方、インプラントは両側の歯を削る必要は一切ありません。
このため「歯を削らずに元ある健康な歯はそのまま維持したい」という方には、インプラントの方がメリットが大きいでしょう。
費用が安いのはブリッジ 治療に掛かる費用は、インプラントよりもブリッジの方が安いです。
ブリッジには保険の適用ができるので、ブリッジを選ぶと概ねインプラントの半額程度で治療ができます。(※インプラントは保険対応外)
ただし、白い被せ物を使用する場合保険が効くのは3本目までです。
4本目以降の治療で保険適用させる場合は銀歯でのブリッジになります。
見た目が良いのはインプラント
治療後の見た目や仕上がりについては、それほど差はないものの、インプラントの方がブリッジより若干優れています。
ブリッジの場合もセラミックなどの高品質な素材を使用すればインプラントと変わらない程の美しい仕上がりにすることができますが、セラミックなど高品質な素材を使用すると保険対象外となってしまいますので、費用的も通常より高くなってしまうでしょう。
寿命が長いのはインプラント
治療後の寿命については、ブリッジは概ね5~10年となりますが、インプラントについては金属本体は劣化しないので比較的長く持ちます。
このため、若い方が治療する場合はインプラントの方が適していると言えます。
噛み応えはどちらも良い
治療後の噛み応えについては、ブリッジもインプラントも差は殆どありません。
どちらもまるで自分の歯の様な感覚で噛むことができ、どちらも入れ歯より優れています。
加えてブリッジの場合は、治療をはじめてから噛めるまでの期間が短いというメリットもあります。
このようにブリッジとインプラントにはそれぞれメリット、デメリットがあります。
費用、見た目、治療を受ける年齢などさまざまな側面を考えながら、どちらにするかお考えください。