歯並びが良くなると体調もよくなる!?歯並びと胃腸の関係
矯正歯科歯並びは見た目に大きな影響を与えるのはご存じのとおりです。
どんなに美人でも、歯並びがガタガタだと魅力が半減してしまいますよね。
ところで、歯並びは実は見た目だけに影響するわけではありません。
体調にも大きな影響を及ぼすことがわかってきました。
噛み合わせの悪さは頭痛や肩こりの原因になる、というのは知られていることですが、実は胃腸の調子も歯並びと関係があるのです。
歯は消化器官の一部
意識されることはあまりありませんが、歯は消化器官の一部です。
歯を含む口腔には胃や腸と同じ消化器としての大切な役目があります。
歯の役目はご存じのとおり、食べ物を細かく噛み砕くこと。
歯並びが悪いとこの動作がうまくできずに、消化に必要な酵素の分泌も悪くなります。
きちんと食べ物を噛み砕くことができなければ、胃や腸が食べ物を消化する際の理想的な形にして送ってあげることができず、胃腸にかかる負担が大きくなるのです。
この状態が続けば慢性的に胃の調子が悪く、年齢とともになんだかスッキリしないと感じることが多くなります。
そこで内科に行ってみても、内科の先生では原因が歯並びにあることを突き止めることはできないでしょうから、胃薬は出してもらえても、根本的な解決にはつながりません。
歯並びをよくすると胃腸が元気に
歯並びが悪いと口腔は消化器官としての役目を十分に果たすことができません。
逆に、歯並びをよくすると消化器官としての機能を向上させることができます。
歯並びが悪い人は噛み合わせも悪いことが多く、歯本来の力を発揮できないばかりか、そのせいで「よく噛む」ということもできないことが多いもの。
歯並びが悪いと、それだけで知らず知らずのうちに胃腸に負担をかける食べ方になってしまうのです。
歯並びを直せば、この「よく噛む」ということができるようになります。
きちんと噛むことができるようになれば、唾液と一緒に消化酵素であるアミラーゼも多く分泌されるようになります。
アミラーゼは食べ物を消化しやすい状態にしてくれるので、胃腸への負担も軽減され、結果として胃腸の具合の悪さや不快感もスッキリするというわけです。
また、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎも防げますから肥満の予防や解消にもつながります。
食べ物が消化しやすい形になるので、胃腸での栄養の吸収も無駄なくしっかり行われます。
歯並びは胃腸の健康とも深いつながりがあります。
歯並びを直すと、見た目だけでなく胃腸の調子もぐんとよくなるというメリットがあるのです。