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歯科コラム

インプラント治療におけるオーバーデンチャーの利点

インプラント

加齢や歯周病などで歯を失い、入れ歯を利用している人は少なくありません。

入れ歯は洗浄などのメンテナンスに手間がかかるだけでなく、合わない入れ歯を使用することで様々な弊害が生じる可能性があります。

ものがしっかりと噛むことができるオーバーデンチャーインプラントのメリットや種類についてご紹介します。

オーバーデンチャーインプラントとは

オーバーデンチャーインプラントは、顎の骨に埋入したインプラントと呼ばれる金属を埋めて総入れ歯を安定して取り付けることができる土台を装着する治療法です。

こうすることで従来の入れ歯よりも強固に入れ歯を固定することが可能になります。

顎の形状や口内の状態は個々人によって異なるため、入れ歯を支えるために必要なインプラントを埋入する微妙な位置や本数が異なります。

総入れ歯の場合は大体2~4本程度のインプラントを埋入することが多いです。

インプラント治療におけるオーバーデンチャーの種類

インプラント治療におけるオーバーデンチャーでは、入れ歯とインプラントを固定するための方法がいくつかあります。

ここではオーソドックスな3つのタイプをご紹介します。

●ボールタイプ
ボールタイプはインプラントの先端がボール状となっており、入れ歯側に装着した器具をアタッチメントにはめこんで固定し使用します。ボールタイプは従来の入れ歯のように自身で取り外しが可能です。

●バータイプ
埋入したインプラント同士をバーでつなぎ、バーに合う形状の金具を入れ歯側にも取り付けることで、容易にははずれないようにしっかりと固定することができます。

●マグネットタイプ
マグネットタイプは、入れ歯側に埋め込んだ磁石と、インプラント側に接続した金属を引き合わせて入れ歯を固定する方法です。

オーバーデンチャーインプラントを利用するメリット

通常の入れ歯は、喋ったりものを噛んでいる途中でずれやすかったり、加齢に伴い変化する顎や歯茎の形状によって入れ歯を密着させることが難しくなる場合があります。

入れ歯が合わなくなっても適切なメンテナンスを行わないと、入れ歯の使い勝手は悪くなっていく一方です。

オーバーデンチャーインプラントは入歯以上に強度に長けたものなので、入れ歯が外れやすかったり、がたつきを感じやすいという人は、利用することで改善が期待できます。

入れ歯をしっかりと固定することができるようになり、日常のストレスを軽減しやすくなります。

オーバーデンチャーインプラントの利点を最大限に活かすためにも、信頼できる歯科医師の診断を受けよく相談をした上で治療を受けることが大切です。

まずは一度、お近くの歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者
水上歯科クリニック
院長 水上哲也
略歴
1985年 九州大学歯学部卒業
1987年 九州大学第1補綴学教室文部教官助手
1989年 西原デンタルクリニック勤務
1992年 福岡県福津市(旧宗像郡)にて開業
2005年 久留米大学医学部にて学位取得(医学博士号)
2007年 九州大学歯学部臨床教授
2011年 鹿児島大学歯学部非常勤講師
所属学会・認定医
日本臨床歯周病学会 認定医
日本歯周病学会 指導医・専門医
日本顎咬合学会 指導医
近未来オステオインプラント学会 指導医
日本審美歯科協会 会員
日本口腔インプラント学会 会員
日本補綴歯科学会 会員
米国歯周病学会(AAP)会員
米国インプラント学会(AO)会員
京セラメディカルインストラクター
Japan United Colleagues(JUC) 名誉会長 OJ相談役

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