歯科コラム

気になる歯並び、歯列矯正は何歳までできる?

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「歯列矯正は子どものうちにやるもの」というイメージが強いかもしれません。

だけど、幸いにも子どもの頃に親が歯並びを気にかけてくれて歯列矯正を済まることができたという人ばかりではありませんよね。

むしろある程度大人になってから自分自身の歯並びの悪さが気になり始める方も多いはずです。

大人になってから歯列矯正をするのは難しいのでしょうか?

 

子どものうちに歯列矯正をするのが良い理由は?

一般的に、乳歯から永久歯への生え変わりは6歳頃から始まり12歳頃までにすべてが生え変わります。

この生え変わりの時期に矯正を行えば、抜歯をせずに治療できる場合も多くなります。

骨格の成長段階である7歳頃までなら、あごの骨格を矯正して歯並びが悪くなる根本的な原因を取り除くこともできます。

また、永久歯への生え変わりが完了してまもない中学生前後に矯正を始める場合、年齢的に骨代謝が活発であるため歯が動きやすく、スムーズに矯正を進めることができます。

 

大人になってからの歯列矯正

では、大人になってからの歯列矯正はできないのかと言えば、もちろんそんなことはありません。

実際、大人になってから歯列矯正を始める方は少なくありませんし、身近に歯列矯正中の大人の方がいるという方も多いのではないでしょうか。

とは言え、あごの骨格の形成や歯並びがすでに完成している大人の方の場合、子どもと比べてどうしても矯正するための時間は長くかかってしまいます。

年齢を重ねるにつれ骨代謝のペースが緩やかになるため、歯が動きにくくなるためです。

子どもとは異なり、あごの骨格自体の矯正は難しいため、外科手術が必要となる場合もあります。

 

歯列矯正が難しいケースも

生きている限り骨代謝は行われるので歯を動かすことは可能です。

年齢で言えば、30~40代で歯列矯正をされる方は普通に大勢いらっしゃいますし、中には60代の方もいらっしゃいます。

年齢を重ねてからの歯列矯正が可能かどうかは、年齢よりも口腔内の状態によって決まると言えます。

例えば、歯周病が進行していたり歯茎が弱っていたりする場合には、矯正治療によって悪化する危険があり、治療が難しくなります。

大人になってからも歯列矯正は可能ですが、できるだけ早く始めるに越したことはありません。

「歯並びがコンプレックスだけど、この年で歯列矯正は無理?」
と思っていらっしゃる方は、まずは矯正歯科にご相談いただければと思います。

年齢や口腔内の状態に応じた治療方法をご提案いたします。

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