小児矯正中の子どもに親がすべき管理とは?
矯正歯科子どもが小児矯正を始めた時に多くの親は「親がどこまで管理してあげればいいか?」ということを気にします。
特にお子さんがまだ矯正に慣れていなかったり、上手にお手入れができなかったりすると、「何から何まで面倒を見なければいけないのでは」と不安になってしまうものです。
そこで今回は小児矯正中に親がすべき管理のポイントについてお話して参ります。
取り外し可能な床矯正の場合
床矯正は取り外し可能な器具を使って顎を拡げたり、歯を押し出して正しい位置に動かす矯正です。
食事や歯磨きなどをする時に器具が取り外せるようになっているので、その点をよく考えて管理をしてあげましょう。
・外した時に無くさないようにする
学校の給食の時間などで外す場合に、保管しておくためのケースを持たせておきましょう。
・外してもいい状況を教える
音楽の授業で歌う時や英語で発音の練習をする時に器具をつけていると、発音に影響が出ることがあるので「こんな時には外していいよ」という状況をきちんと教えてあげましょう。
また万が一嘔吐をした場合には器具が邪魔になることがあるため、学校内で具合が悪くなったらすぐに器具を外すように教えておくことも大事です。
・汚したらしっかり洗うようにする
お子さんの口の中にバイキンが入らないように、外している時に落としてしまったら、よく水で洗ってから装着するように教えておきましょう。
・装着時間を管理する
床矯正の器具は1日12時間以上装着し続けることが理想です。すぐに子供が外したりしないよう、しっかり管理しましょう。
・装着器具のお手入れ
家で食事をする時に外した場合は、器具が汚れていないか親がチェックして、必要に応じてお手入れをしましょう。そして同時に歯磨きチェックも行っておきましょう。
・定期検診の受診
歯科医師の指示通りに、きちんと定期検診に連れて行くようにしましょう。
取り外しが出来ないブラケット矯正の場合
高学年になるとと永久歯が増える為、歯に器具を固定してそこにワイヤーを通す「ブラケット矯正」をする子が増えてきます。
ブラケット矯正の場合は「取り外しができない」という点をよく考えて管理してあげましょう。
・子どもに歯の痛みを確認する
装着してから1週間程はワイヤーの力で歯が動くので、お子さんは痛みを感じています。
「痛みの程度がどの位か?」「日々痛みが落ち着いてきているか?」などをよく聞いてあげて、我慢できなさそうであれば歯科医院に受診させましょう。
・歯と装着器具のお手入れ
ブラケット矯正の場合は取り外しができない為、食べ物が歯と装着器具の間に詰まりやすくなっています。
先が細い矯正用の歯ブラシや糸ようじなどを使って、定期的にお手入れをしてあげましょう。
・ワイヤーが奥歯に当たっていないか確認
ワイヤーの力で歯が動いてくると、余ったワイヤーが奥歯の方に飛び出してくることがあります。
この飛び出したワイヤーが口内の粘膜に刺さるととても痛いので、定期的にワイヤーを確認して、長く飛び出ているようであれば歯科医院で余分なワイヤーを切ってもらうようにしましょう。
・矯正の調整には必ず連れて行く
ブラケット矯正は月に1回程度、矯正器具を調整するために通院する必要があります。
調整時に歯科医はワイヤーを取り替えてくれるだけでなく、歯のクリーニングもしてくれます。
そのため必ず調整には連れて行くようにしましょう。
正しい管理で矯正をスムーズに
矯正は細かな管理が必要なため、子供だけで管理をするには無理があります。
管理を怠って子供が虫歯や歯周病になれば、矯正を一旦中止して治療しなければならないため、そうなると時間も費用も余計にかかってしまいます。
矯正をスムーズに進めるためにも、親ができる限りの配慮と管理をすることがとても大切なのです。
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