矯正中は注意?ブラックトライアングルってなに?
矯正歯科ブラックトライアングルという言葉をご存知ですか?
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒い三角形のすき間のことです。
今回は、矯正治療とブラックトライアングルの関係について紹介します。
ブラックトライアングルはこうしてできる
ブラックトライアングルができる原因はいくつかありますが、歯列矯正治療中にできる場合、大きく次の3パターンが考えられます。
・元々叢生(凸凹)状態の歯並びだった
凸凹に歯が並んでいたため、その間の歯肉も重なってすき間が見えない(目立たない)状態だったものの、歯を正しい位置に並べることで、歯茎のすき間であるブラックトライアングルが目立つことがあります。
・前歯を抜歯した
並べる歯が少なくなる分、抜歯しないケースと比較してすき間が目立ち、ブラックトライアングルも出来やすい傾向にあります。
・歯槽骨が低下した
ワイヤーによる歯列矯正では、骨吸収と骨形成という仕組みを使って歯を正しい位置に並べていきます。
しかし、骨吸収によって溶けた歯槽骨が完全には再生されないため、歯間乳頭が下がってブラックトライアングルが形成される場合があります。
ブラックトライアングルの治療法
ブラックトライアングルは病気ではないので、放っておいても大きな問題を引き起こすわけではないですが、「見た目がかっこわるい」「食べ物が挟まりやすくなる」と気になってしまう部分です。
ではどう対処するのかというと、治療法には大きく2種類があります。
・歯茎を移植する
例えば、上顎の天井の部分(口蓋)から歯茎を取ってきて、ブラックトライアングルの部分に移植します。
歯茎を切り取った部分は、自然治癒力で元通りに再生するので安心です。
・歯を削って寄せる
ブラックトライアングル部分の歯と歯の間を少し削って、歯と歯を寄せるという方法です。
削った部分のすき間を閉じることで、ブラックトライアングルを
小さく目立たなくすることが治療になります。
しかし、歯の状態に左右されるため、誰もができる方法ではないでしょう。
ブラックトライアングルができている箇所が一箇所だけなら、歯を削らずに歯の角度を少し変えて、隣り合った歯の根を寄せることで、ブラックトライアングルを目立ちにくくすることも可能です。
ブラックトライアングルができてしまったときは、ブラッシングを丁寧に行い、それ以上歯茎が下がらないように注意することが大切でしょう。
普段からの丁寧なケアで、きれいな歯茎を維持しましょう。
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